2011年04月15日

お前の生まれ故郷はこんなところだ!―「土いじり」の記憶

 今もなお、ながながと実家のある宮崎で「療養」しています。最近では、幸いにもご健在である4人の祖父母の手伝いに追われており、20度を超える気温の中で汗を流す日々が続いています。

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 手伝い、といえば、重たい荷物を運んだり、外の庭や畑の草むしりをしたりと、力仕事が多い。中でも、久々にやることになった草むしりは、ずいぶんと疲れます。けれども肉体的な疲労を感じる一方で、幼いころに、畑で農作物の収穫とか、草いじりなど、何かと「土」と向き合った僕の心は、無性に癒されたのでした。

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最近、宮崎は1ヶ月ほど本格的な雨が降らない水不足に悩まされ、土は完全に乾燥しきっているのです。そのため、あまり力をいれずとも、簡単に根こそぎ草は抜けるのです。しかし、日光があまり当たらない部分では、わずかですが水分が感じられ、草を引っこ抜くときの感触が違うのです。
また、落ち葉をホウキで掃いているときに、たんまりと重なった枯葉の下には、水分が抜けきっていない、湿り気のある土で、そこには、新緑を思わせるような輝かしい色をはなった雑草が顔をのぞかせていたのでした。
こんな些細で当たり前のことですが、このある種の自然のメカニズムの再確認は、ふと心を幼いころに引き戻し、お前の生まれ故郷はこんなところなんだぞ、という声がどこからか聞こえたものでした。

モスクワ、という初めての異郷の地を体感した後に、すぐにこのような慣れ親しんだ環境に投げ込まれる、というのは、これはこれでまた貴重な体験だと思っています。今まで見えてこなかった(というか、意識していなかった)部分が、はっきりと目に映る様は、妙に新鮮な心持ちがするのです。これもまた、留学という経験が与えてくれたものの延長線上にあるような気がします

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posted by Itta Tojiki at 23:59| Comment(0) | 個人的なこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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