2012年02月04日

次期大統領選をめぐって……

 早いもので、もう2月に突入しました。現在僕は絶賛就職活動中ですが(笑)、来月にはロシアでは大統領選が行われます。去年あたりからモスクワをはじめとした各都市で、「反プーチンデモ」が繰り広げられていて、一体どうなってゆくのだろう、というような疑問は僕も含めて抱いているところでしょう。

 実際に、今日も大規模なデモが行われました。

ロシア、反政権集会に3万6千人 過去最大【モスクワ共同】ロシアのプーチン首相らが出馬する3月の大統領選まで1カ月の4日、野党勢力主催の反政権デモが首都モスクワなどで行われた。インタファクス通信によると、警察当局はモスクワの反政権デモや集会の参加者を約3万6千人と発表。1991年のソ連崩壊以降、最大とされた昨年12月24日のモスクワの集会参加者約3万人を上回った。主催者側は12万人が参加したとしている。
 昨年12月の下院選不正疑惑に抗議する大規模な反政権集会はこれまで2回開かれたが、今回の参加者が過去2回を上回ったことで、大統領職復帰を狙うプーチン氏への反発が衰えていないことが鮮明になった。2012/02/04 22:55 【共同通信】


 また先日、「ロシアの声」に興味深い記事がありました。少々長いですが、全文を掲載します。

大統領選挙;世論調査結果と現実(2012年2月3日)
 複数の社会学センターが実施した世論調査の結果によれば、ロシア人のほぼ半数が、3月4日に迫った大統領選挙が公正なものになるだろうと見ており、プーチン現首相が第一回投票で勝利すると考えている。また三分の一の人々が、不正はやはり行われるだろうが、議会選挙のときより本質的に少なくなると予想している。なお、抗議集会へ参加したいという人は、ほとんどいなかった。

 ロシア人は、公正な政治というものを信じているのだろうか? 世論調査で明らかになったところでは、潜在的有権者の大部分が、選挙戦に極めて冷静に接しており、49%が「選挙は公正に行われるだろう」とみなし、「公正な選挙など信じない」と応えた人々は28%だった。 在野勢力が、できるだけ多くの注意を計画されている抗議集会に引き付けようと試みているにもかかわらず、アンケートに答えた人々のうち78%が、そうした行動に自分は参加するつもりはないとしている。 しかし同時に、大部分の人々が、現政権当局は、国会に代表者を送っていない在野勢力の代表者とも必ずや会って話をすべきだと考えている。

 VORのインタビューに応じた、ロシア政治情勢センターのセルゲイ・ミヘーエフ所長は「候補者に対するデータは通常かなり正しいものだ」と指摘し、次のように続けた― 「選挙前の支持率などのデータが正しいかどうかについて言えば、社会学者達は、かなりしばしば予想を的中させる。これは、ロシアばかりではなく、全世界でそうだ。 世界の至る所で絶えず、選挙前の世論調査がなされている。」  

 実際ロシア社会において、次期大統領にはプーチン大統領がなってほしいとの期待感はかなり大きい。 分析専門家達は、選挙の合法性や公正さを保証する事は、まさに自分の勝利を確信している候補にとってまず重要だと確信している。

  在野勢力サイドにもすでに、社会の側からの投票監視の保証を目指した統合組織である有権者連盟が誕生した。 この連盟のメンバーには、有名な作家や音楽家、ジャーナリスト、テレビの司会者などが名を連ねている。連盟の代表らは、大統領選に立候補している5人の候補者の支持者達に、自分達はすべての候補者のため投票所で監視作業を行う用意があると提案した。有権者連盟は、そうした活動をすることで、選挙結果捏造の可能性を低くでき、つまるところ、集計作業に対する疑いをそもそも払拭できると考えている。 

 なお専門家達は、投票所にウェブカメラを設置したり、投票箱を透明にするといった現政権側が提案した措置の数々も、ごまかしをはるかに減らす助けになるだろうと指摘している。


 二つ目の記事にある世論調査がどれほどのものかは定かではありませんが、反対運動があるといえども、プーチン氏が大統領に戻ることは現実視されているようです。
 僕にも、反プーチン的な態度を取る友人がいますが、彼でさえも次期大統領はプーチンになるだろう、という目測をたてています。対抗馬となりうる人物がいない、という現状もあるようですが……。

 思うに、現在の反対デモがどういう意図を持っているかというのは気になります。野党勢力が反プーチンを掲げ、政権奪取までを考えているかもしれませんが、その現実味は薄いとされます。一方で、「公平な政治を求める」という考えのもと運動している人もいるのかもしれません。選挙の監視組織を作るなど、政府に対してより公平性を求めるという働きかけの面のほうが、プーチンを失脚させたいという意図なんかよりも、ずっと強いように思われます。

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posted by Itta Tojiki at 23:58| Comment(0) | ロシアの社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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