2012年01月04日

ロシア人の力強い握手と抱擁

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 あいさつには、言葉のほかにも様々な行為がつきまといます。日本であれば、お辞儀や握手をするように、ごくごく普通のことです。
 ロシアでは、握手をはじめに、抱擁(ハグ)、接吻(キス)がそれにあたるでしょう。もっとも、握手は男同士の場合だけだといいますし、接吻は同姓同士で行われることあり、それぞれのシーンによって形態は様々ではあります。
 僕自身の経験から言えば、握手と抱擁がほとんどの場合を占めています。

 あいさつの行為として、握手や抱擁を考えるときに、ひとつ興味深いのは、その力の入れ具合が、相手に対する感情の尺度になるということです。何かのロシアに関する小説にも、握手の力から相手の気持ちをはかる描写があったことを思い出します。

 そして、実体験から言えば、本当に力の入り方と当人の心情には確固たる意図が含まれていると思っています。明らかにこちらを向かえてくれる人、あるいは親しくなった人からは、こちらの手が握りつぶされるほどに強く、がっちりと握手を交わしてくれます。ロシア人のあの大きな手が、170センチにも満たない東洋人の手をキツク包み込むのを想像してみてください(これは痛い)。
 身体的に痛い、と思うと同時に相手の気持ちの温かさを感じるという何とも妙な錯誤におちいりますが、これがまた痛快なのです。

 また、抱擁にも同じことが言えると思います。11月にモスクワに赴き、友人と再会を果たした際には、男女問わず、キツク抱きしめられました。

 力強く握手や抱擁を交わしたからといって、皆親しいということは、すべての場面で言えることではありませんが、力の強さが相手の意思を表す傾向は確かにあるように思っております。そして何よりも、この人は自分のことを想ってくれているなあ、と実感するのは力の強さのほかに、雰囲気として十分に嗅ぎ取ることができ、それらを総合して感じられたときに、何ともいえない人の温かさを覚えるしだいなのです。


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posted by Itta Tojiki at 23:51| Comment(0) | ロシアの社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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